思いもよらない残念なダイエットの落とし穴
つらい食事制限やエクササイズを乗り越えて、本人はダイエットに成功したと満足していても、実は客観的に見れば失敗している場合があります。
それは、スリムな体型が全く「似合っていない」というパターンです。本人だけが気づいていない場合が多く、もし周囲の人間によって指摘されたとしても、それまでの苦労を考えると容易に納得することはできない非常に残念な事実です。
「自分さえ満足ならばそれで良い。余計なお世話だ。」というのも一理ではありますが、参考までに実際の例を一つ紹介します。
二十歳前のある女性がダイエットを通じて体験した実話です。
彼女は愛嬌のある可愛らしい顔立ちと小柄な体型、そして明るく温和で人なつっこい性格が子犬を思わせるため、どこにいてもマスコット的な存在で男子にも人気でした。
しかし彼女自身はスラリと細身なモデルの体型に憧れがあり、ある時ダイエットを始めました。もともと太っている訳ではありませんでしたが、本人は痩せれば美しく大人っぽい印象に変わることができると信じていました。
辛抱強く努力を重ね、思いのほか早く目標としていた体重に到達しました。もちろん本人は大満足でファッションもそれまでとは違い、大人っぽく身体のラインを強調するようなスタイルに一新したのです。
しかし、痩せる前の愛くるしい子犬の様な彼女に好感を抱いていた周囲の反応は冷ややかなものでした。
実のところ、頭は大きめ、顔は丸くて童顔、身長は低い、そこにもってきて身体がモデル並みの細身になったことで全体がアンバランスになり、全く似合っていなかったのです。
そんな彼女の風貌から、いつの間にか「目玉おやじ」というあだ名まで付き、誰からも愛される人気者の彼女は姿を消しました。
人はそれぞれ自分に合った体型があります。身長、頭と顔の大きさや形、顔立ち、骨格、上半身と下半身のバランスなどの外見的要素に加え、性格やキャラクターなどの内面的要素もイメージを左右するポイントです。
例えば二人の女性がいて、年齢・身長・体重が全て同じだったとしても、体型そのものや受けるイメージは同じではありません。
ダイエットをしてスリムな身体になれば、おのずと美しくなるとは限らないのです。
大切なことは、自分に似合った自分を活かせる美しさを探求するということなのです。
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